 | キング・コング(1933)
<一部にネタバレを含む可能性があるので未見の方は要注意です>
うわー、これいいですねぇ。
白黒映画の特撮元祖ものの名作。
画像は見たことがある人ならわかるコングの歯のイメージ。
先日見た数億ドルかけてリメイクされたキングコングも良かったけれど、この元祖もとってもgood.
新鮮に見られたということはたぶん今まで見たことなかったと思います。見たとしても何をやってるかわからないくらい幼少の頃でしょう。
白黒ものではオペラ座の怪人のサイレントを見たことがありますが、ねむくなっちゃう心地よさというか視覚刺激がやわらかいんですよね。
でもこのキング・コングの白黒世界は遠近感の濃淡や画面配置がとーってもよく出来ていて、目を見開いて見てしまうおもしろさ。
新しいキング・コングにもたくさんの同じシーンが採用されてたんだってわかりました。
ティラノのアゴを手でバクバクするところとか、凶暴な戦いの後の対比としておちゃめでかわいい。
新しいコングと比較すると、新しい方は美女との関わりがずっと濃くなっていてリメイク版の良さとして新たに考えられたんだとわかります。
昔のは美女はコングを恐れっぱなしです。ちとさみしい。
でもこの昔版のさっぱりとしたコングだからこそいいという人もいるかもしれません。愛嬌のあるコングは、顔のアップとひきとの差が激しいの もおかしい。
とても満足できた古い映画でした。
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